どちらも午前中に来ていたメール。
2通の間には30分くらい時間が空いていたけれど、
きっと私のことを思って書いて送ってくれたのだと思う。
まず、9時半頃に届いていた1通目にはこんなことが書いてあった。
(多少文面は変化させています)
脅して従わせる方法が間違っているというのは私自身分かっていた。
けど、それでも他に朔葉を止めるやり方が見つからなかった。
でも、ごめんね、もうこんなやり方はしないよ。
だけど、私は朔葉を好きな証として【自傷していいよ】とは言えなかった。
もし言えば朔葉がその言葉を拠り所にして、下手すれば今後も
「私がしていいと言ったから」と自傷を続けるかもしれないと思うと、それだけは絶対言えない。
朔葉が苦しむ姿を見たいために自傷するなと言ってる訳じゃない。
朔葉のことは本当に愛してる、朔葉に自傷が必要なのも分かってる、
けど私の口から、今やりたいと言ってる朔葉にいいよとは言えないよ・・・
そして、10時頃に届いていた2通目にはこんなことが書いてあった。
(多少文面は変化させています)
もし私が昨日の段階で「自傷していい」と言っていれば、それはそれで朔葉は
「何でしていいなんて言うの?止めてくれないの?私のこと本当に好きなの?」
と言う気持ちになっていたんだと思う。
させる、させない、どっちを選んでも、
朔葉をそういう気持ちにさせるのならば、私はさせない方を選んだ。
朔葉のこと本当に大好きだよ。
2通のメールを読んでいて、目頭が熱くなった。
鼻がつんとして、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになった。
どうしてこんなにも私のことを想ってくれていたのに
私はあんな酷いことを彼氏さんに沢山言って、
胸の中でずっとモヤモヤと文句を溜めていたのだろうか。
私のしようとしたことは間違ってる。
正しいのは彼氏さんであり、
私の腕と心の傷を最小限にとどめようと努力してくれていた。
何回ありがとう、って言っても感謝しきれないようなこの気持ち。
あったかくて、嬉しくて、本当に彼氏さんが大好きだ。
すごい大好き。嬉しい。ごめんね、ありがとう。
確かに、あそこで止められても、止められなくても、
荒れていた私は気分をめちゃくちゃにして、彼氏さんに当たっていただろう。
じゃあ・・・昨日、自傷していたら?
もっと私の腕はボロボロになっていた。
多分、気持ちは落ち着いてスッキリしたとは思うけど、
きっと後から自己嫌悪に陥って、また荒れてやっていたかもしれない。
それをきっと彼氏さんは考えていてくれたんだろうな・・・。
ごめんね、彼氏さん。
昨日当たっちゃって本当にごめんね。
正しいのは彼氏さんだよ、ありがとう。
大好きだよ、本当に大好き。
止めてくれてありがとう。メールくれてありがとう。
彼氏さんの気持ちが本当にあったかいよ。
やっぱり私は彼氏さんの彼女でよかった。
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